短答式試験の勉強法

 短答用の勉強方法をまとめてみました。一番下に、エクセルで作成したスケジュールを添付しているので、よろしければ、参考にしてください。
 
・企業法(本番75%)
 志村講師の講義を受けていました。まず、一問一答問題集をやり、できた箇所にはチェックマークを付すようにし、3回チェックマークを付せるようになるまで繰り返しました(1回目はできたけど、2回目では間違えた、3回目では正解したという風に軌跡が分かるようにすると便利です)。
 直前期は、一問一答問題集で、1回でも間違えた問題はすべて見直すようにして、もう2回程度繰り返しました。そして、逐条解説テキストについても、講義内でマーカーを引いた箇所を中心に、2回程度読んでいました(金商法の条文は無視しました)。短答2週間前ぐらいからは、一問一答問題集に付属している図表で、各論点の異同(株主総会は株主全員の同意で省略できるが、取締役会では監査役の同意もいる等)を中心に、整理していました。結局、短答テキストは、一度も開きませんでした(これを中心に勉強されて合格された方もいるようですが)。
 オプション講座のヤマアテ講座は、レジュメが非常に有益でしたし、実際ヤマも当たりましたので、12月向けに開設されるようでしたら、受講されてもいいと思います。参考程度に、ポイントアップ答練や模試は7〜9割程度の出来でした(一問一答を真面目にやるだけで達成できると思います)。
 
・監査論(本番80%)
 論文用の講座で配られたテキスト2冊を3〜4回読んでいました。一問一答も2回ぐらい(制度論については3回)やりましたが、特別やる必要があったかどうかについてはいまでも疑問です。論文用の勉強として、吉原講師の配布されていたレジュメの論点ブロックを、それなりに暗記していたのがよかったのかもしれません。直前期は制度論や主体論、倫理規則を中心に勉強していました。
 参考程度に、ポイントアップ答練や模試は9割〜満点の出来で推移していました。
 
管理会計(本番90%)
 計算については、短答ポイントアップ答練や模試の計算問題を繰り返し、正誤にかかわりなく何度も解き直していただけです。計算に不安がある方(レベルアップ答練やグレードアップ答練で計算がまったくできないといった人も含めて)は、短答用の計算問題を何度も解きなおすといいと感じました。
 理論については、グレードアップ講座で、ある程度理解していましたが、原価計算基準については、池邊講師が講義内で指摘した箇所を中心に、試験一か月前から、短答用テキストを2回程度読み、一問一答問題集で理解の程度を確認していました。(一問一答は3回程度やりました)
 私は、ポイントアップ答練や模試で5割〜6割を推移していましたが、4割程度の正答しかできない方でも、めげずに繰り返し復習すれば、本番で8割程度の得点ができると思います。LECの答練はやや難しいですが、高地トレーニングだと思って頑張ってください。
 
財務会計(本番70%)
 08の試験で、足切りレベルの結果に終わっていました。短答用の勉強としては、計算については答練を解きなおしていました。伝統論(特商など)は難しい上、本番で解けるかどうかアヤシイのでそれなりの出来にし、新基準(退職給付、SO、減損)を中心に勉強していました。新基準の計算はパターンも少なく、ケアレスミスに気をつければ得点源になりやすいので、力を注ぐことをオススメします。
 理論は、テキストを読んだ後に、一問一答で知識を確認し、できなかった問題はテキストに戻るという方法で勉強しました。テキストも一問一答も3回程度やりましたが、テキスト中心で勉強した方がいいと思います。
 答練や模試の成績は、6〜7割程度で推移していました(新基準の計算が多くでると7割程度、あんまり出ないと6割程度)。
 
・総評
 短答については、すべてLECの教材のみで、他校の公開模試は一切受けませんでした。というのも非常に教材が多く、手を出す余裕がなかったというのが本当のところです。教材が多いという点については、たぶん皆さん実感されていると思いますが(^^;;教材をしっかり消化するために、スケジュールを具体的にしっかり立てて、毎日規則的に勉強していくのが一番だと思います。
 あと、短答式試験は、模試がどれだけできても本番でこけることがあるので、本番一日をどう過ごすかが大きな課題だと思います。08の私がそうでしたが、午前中に大きな緊張の中で過ごし、疲れから午後の財務会計論で集中力が激減することがあるので、休み時間に甘いものを食べるなどして、全力を出せるように日ごろからシミュレーションしておいた方がいいです。
 
おまけ
 本番までのスケジュール一式です。下部に添付したように、エクセルで、日々の具体的なスケジュールを立てて、ロボットのように毎日こなしていました。1,2は行方不明なので割愛しています。いつ頃、何をやっていたかの参考になれば幸いです。

 全答練まで(講義視聴が中心):
3.xlsx 直
4.xlsx 直
5.xlsx 直
6.xlsx 直
7.xlsx 直
8.xlsx 直
9.xlsx 直
 全答練後〜短答式試験まで(短答用の勉強中心)
10.xlsx 直
11.xlsx 直
12.xlsx 直
 短答式試験論文式試験まで
13.xlsx 直
14.xlsx 直
15.xlsx 直
16.xlsx 直
17.xlsx 直
18.xlsx 直
19.xlsx 直