企業法備忘録

 添削の論評と後で見比べると有用なので、前回に続き、グレードアップ答練(企業法)の感想。明日からは、レベルアップ答練とグレードアップ答練4回目をやります。そろそろ講義も聞かなきゃいけないはずなのに、答練ばかり…。去年より答練の間隔が短く、余裕がないような気が。
 榊原試験委員の著書『経営学入門(上)』を読んだので、『ルワンダ中央銀行総裁日記』と合わせて近々書評を書こうと思います。
 
■第2回(自己採点だと46点?)
(要反転)・第1問
 違法配当の問題。自己採点だと14+9で4割程度の得点率。「違法配当に当たる→株主に請求+取締役の責任→代表訴訟、債権者は自己への返還、429条1項の責任も!」という流れで書きました。平等原則違反は思いつくも、時間の関係で書かなかったら、思いっきり点数振られてました…。違法配当の流れよりも、平等原則のほうに多く点数が振られている理由が分かりません(T_T)
・第2問
 投下資本の回収方法。典型論点と思いきや、はじめてみる比較問題が2問も!自己採点だと7+9+7で4割程度の得点率。問2,3は、「自己株式の取得と退社の比較」と「譲渡制限株式と持分の移転の比較」でしたが、共通点・異同点は指摘できたものの、その理由は所有と経営の分離の相違や社員の地位の差から生じるみたいなことを書いてしまい、ピントのズレた解答になりました。大きく外してはないと思いますが、コアの部分を押さえてないので、点数は伸びない気がします。

 
■第3回(自己採点だと38点?)
(要反転)・第1問
 理論問題集からの出題だったみたいです。自己採点だと5割くらいかなというところ。典型問題なので簡単と思いきや、それぞれの用途や、自己株式への影響なんかを書き忘れてます。
 去年のように範囲表を見て、前日にちょこっと勉強すれば、満点近い高得点が期待できそうですが、本試験がひどい出来になってしまったので、今年は今回のように真っ白な状態で受けようと思います。点数はとれないと思いますが、あまり気にせず弱点発見に努めます。
・第2問
 利益供与の問題で自己採点だと13点くらい。利益相反にあたるかどうかを頭の中では考えましたが、スペースの関係で今回も答練には書かず泣きを見ました。第1回目から第3回目まで、お約束のように同じ失敗をしてます。
 自分の答案はストレートに結論(Cにあたり違法→代表訴訟)に進むのですが、模範解答では思考のプロセス(Aには当たらず違法じゃないけど、BやCには該当して違法→代表訴訟)を示していて、そのプロセス部分に大きな点数が振られているので、点数が伸びません。思いついたらとりあえず書いとけばいいんじゃないか、とは思いますが、スペースや時間配分のこともあるので、なかなか難しいです。