論文グレードアップ答練(企業法・経営学)1回目

 企業法の自己採点結果は、20+15で3割から3.5割の間だと思います。今まで受けた企業法の答練で一番難しかった…。論文テキストにちょこっと載ってる司法試験の問題みたいでした。
 柴田講師の解説は、事例に沿った思考のプロセスを紹介してくれるので、とても有意義だと感じました。宇都宮講師の講義も原則・例外や必要性・許容性を強調してくれて、目から鱗なのですが、柴田講師の講義編も楽しみになってきました。話ぶりもフレンドリーで素敵です(笑)
 以下、復習用の備忘録。ネタバレ(読みたい方は反転させて下さい)

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<第一問>
 問1は、現物出資のオーソドックスな問題。「定義→財産的基礎が害される→定款記載・検査役→法定要件ない場合の効果」だけ書いて満足してたら、解答例では、不足目的額填補責任や規制が緩やかになる場合も書けと…。字が大きいせいかそんなもん書くスペースなかったです。(^^;;
 第一問の問2は、法人格否認の法理。宇都宮講師の講義のおかげで、別法人だから、原則的に新会社への請求は無理ということは指摘できました。解答中は、「新」の文字から22条類推適用が頭をよぎるも、どうせ加点事由と思い無視(あとで泣きを見る)。設立の取り消しの可否は、思いつきもしませんでした。
 柴田講師の解説によると、「会計士受験生は、法人格否認程度までしか書けない人が多いのでは?」ということなので、これからの努力で、頭一歩抜けられるよう頑張りたいと思います。去年だと、原則も書かず、いきなり法人格否認の法理に飛びついたでしょうから、少しは法思考が分かってきたと思いたいです。

 
<第二問>
 問1は、支配人について。説明問題なので、定義→趣旨→条文上の現れと書きました。義務違反の効果や特則はいらんだろと判断するも、解答を見てやはり泣きを見ることに。説明問題はどこまで書くべきかまだよく分かっていません。(^^;;
 問2も支配人と同様にツラツラと書くも、特則は挙げられず、そもそも取締役の定義がアヤシイので、残念な添削結果になりそう。従属性と似たキーワードはあげるものの、全体的にイマイチなので、しっかり復習しようと思います。

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 経営学の自己採点結果は、32+33の6.5割ぐらいでした。
 8月以来、経営学は一切勉強していないので、組織管理論については、だいぶ忘れぎみ(問題集のあのページにあったんだけど、何だっけ?といったレベル)でした。ただこれは、一問一答問題集をやり直せばすぐ是正されそうです。
 ファイナンスは、あまり忘れていませんでした。ミスは、公式ド忘れしていた1箇所で限定的に発生していたので、この部分はしっかり復習します。