ゼロから学ぶ線形代数
小島寛之教授の『ゼロから学ぶ線形代数』を拝読しました。
本書は、ベクトルの基礎から一次独立、行列式、内積・外積、線形変換、逆行列、そして固有値までを取り扱うものになっています。
- 作者: 小島寛之
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一部難しい&面倒な内容(クラメールの公式で4次元の行列式を計算など)も含まれていますが、そういう部分は、流し読みするだけでも大まかなイメージがつかめるんじゃないでしょうか。行列式が体積(面積)だというイメージを持っていない僕みたいなレベルの人にオススメです。
姉妹書の『ゼロから学ぶ微分積分』の方から自分は読みましたが、微分積分編では、後半部分に線形代数の知識が必要となる部分があるので、人によっては、こちらの線形代数編を読んでからの方がいいかもしれません(個人的には線形代数編の方が難しかったですが。)
ところで、あとがきで触れられている『ゼロから学ぶ微分方程式』はまだ出てないんですかね?
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工学部のシラバスをネットで見てみると、これで現代制御理論に突撃しても玉砕しないレベルになってきたと思うので(状態方程式がどんなものかよく分かってないけど)、『演習で学ぶ現代制御論』を買ってみて、様子見をしようと思います。マクロ経済学で工学使うなんて学部時代には想像もしなかったですわ。
それにしてもCPIは素敵な数字になってますね。ブレーク・イーブン・インフレ率もブレーク・イーブン・デフレ率に改称した方がいいような素敵な形を描いてるし…。